2024年7月28日から8月12日まで横浜のマルイシティで開催された
「よつばと!」の原画展のレポートです。
あずまきよひこ先生の「あずまんが」も大好きで今でも繰り返し読んでます。
よつばちゃんも可愛いですよね、読んでいると、毎日丁寧に暮らしたいと思えてきます。
「普通という奇跡」
「よつばと!」の漫画を表すのにぴったりの言葉ですよね。
このコーナーではコミックスのカバー用にデジタルで描かれたイラストをプリントアウトして展示しています。実際にコミックスで使用される際は、イラストの上下左右がトリミング(切り取り)されていますが、ここでは「原画」としての鑑賞を目的としてノートリミングにてご紹介します。通常はあまり目に触れる機会のない、イラストの隅から隅までをお楽しみください。よつばと原画展より
表紙のイラストを見ていると、なんだか全てが愛おしくて感動します。
10巻目からはデータ入稿に移行したため、コミックスに掲載してあるとおりの「生原稿」というのは存在しない。ここで紹介しているのは、すべてデジタル処理前の原画。この原稿をスキャンした後にトーン(網点)処理等が施されてデータ原稿が完成する。さらにこのページでは、最後のコマがコミックスでは差し替えられているので、生原稿には修正前(雑誌連載時の作画)のコマがそのまま残っている。余韻の違いを見比べてみよう。 よつばと原画展より
雑誌掲載時
修正されたコミックス版
他にも雑誌掲載時とコミックでは違うところが多くあるようです。
貴重な雑誌をお持ちの方はぜひ見比べてみましょう。
あずま先生がどのような考えで差し替えたのか妄想するのも楽しそう。
最近の原稿はコマやキャラクターごとに作画用紙がバラバラになっていることも多く、1枚の原稿として展示できるものはあまりない。これは背景とキャラクターがきれいに2枚に別れた一例。使用時にはキャラクターで隠れてしまうところまで、1枚の絵としてしっかりと描きこまれているのが興味深い。こうした地味な作業の積み重ねが、画面に奥行きを出していくのだろう。よつばと原画展より
よつばちゃんで隠れてしまう箇所の描き込みもすごいですよね。
うまく言えませんが、よつばちゃんがどいてももちろん絵の具はここにあるんだなぁってのが伝わります。
ネームのよつばちゃん、可愛すぎです。
作品の画面中に出てくるいろいろなアイテムには、たいていの場合、実物もしくはモデルになるものが存在します。それは作者が実際に使っているものであったり、資料用に購入したり貰ったり拾ったり捨てたりされています。ここでは展示スペースの許す範囲で置けるものをご紹介。漫画の世界と現実の世界の、不思議なつながりをお楽しみください。よつばと原画展より
本編の作画にあたり、エピソードごとに膨大な資料写真が撮影されます。取材先の風景はもちろん、ネタとなる小物やキャラクターの仕草まで、参考となる写真はさまざまです。ここでは印象的なシーンや、なんとなく面白いカットを中心に、あふれかえった写真の中からごく一部をご紹介します。漫画のシーンを思い出しながら見ると、まるで物語の世界に本当に飛び込んだような気分になれるかもしれません。よつばと原画展より
ジュラルミンもいましたよ
一人でジュラルミンの声を聞きながら、あまりの声の小ささと低さに笑っていたら
同じくお一人で来られている方に「動画取り合いっこしませんか?」と声をかけてもらえて
ジュラルミンの声を動画で撮ることができました。
「め゛ーーーー」と低く、小さな声でなくジュラルミン。
最後に私の笑い声が入っているのは申し訳ないです。
「よつばと!」は15か国語で刊行されているそうです。圧巻ですね。よつばちゃんの可愛さは世界共通です。
購入したグッズ
他にも可愛いものがたくさんありました。厳選するの悩みましたー。
涙腺ガバガバの私は「いつでも今日がいちばん楽しい日。」と言う言葉だけでうるうるしてしまいます。
作成過程や生原稿がたくさん見られる貴重な体験ができて、すごく良かったです。